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日めくり暦 ~ こよみをめくるとき ~

火焔宝珠

tokinokoyomi 火焔宝珠 朱鷺の暦私が生まれた、いなかの家にも、お稲荷様がありました。

以前は町内の人もお参りに来ていたという、お稲荷様だと聞いています。

実家は、会社を営んでおりましたので、五穀豊穣 というよりは、商売繁昌 の神様として、大切にしてきました。

工場が2つあり、1つは自宅続きになっておりまして、その入口にお稲荷様はありました。

横には、隣家の(人は住んでいない)小屋があり、それが火災になったことがあります。その小屋は全焼してしまったのですが、屋根から、スプリンクラーの水でささやかな抵抗をし、それが功を奏したのか、うちの工場は守られました。

tokinokoyomi マッチ1本火事の元 朱鷺の暦工場の中は、材木やペンキ、シンナー類、プラ素材…、
ちょっとでも火が入ったら、あっという間だったでしょう。

その工場の入口には、ご無事だったお稲荷様。


当時は、明治生まれの祖父も元気に生きており、屋根にスプリンクラーの設置を考えたことや、それを火事場の緊急時に着想し、機転を利かせたことなどを勝因としていましたが、今になって思うと、お稲荷様は、火も上手に操れる神様なのかもしれません。

狐が火焔宝珠を持った像や、尻尾に火焔宝珠を乗せた像がよくあります。
尻尾が炎になっている図や、狐が口から火を吹く(狐火)など、狐と火の組合せは少なくありません。

五行でも、土と火の関係は良好です。

稲作は「 火 + 田 」 の畑ではなく水田ですから、あまり火が重要ではないかもしれませんが、雨乞い祈願などに火を使うことがよくあります。
雨乞いは、春から夏にかけての開催が多く、畑の作物のためと言うよりは、当然穀物でしょう。水は、水田にとって命のミナモトです。

tokinokoyomi キツネの嫁入り 朱鷺の暦キツネの嫁入りの日は、にわか雨が降る(= 雨乞い)、という訳で、今でも続いています。
雨乞いは、つまり五穀豊穣を願う行事なのだと思います。
今は、商店街が中心となっていたりして、転じて商売繁昌ということでしょうか。

キツネの嫁入り祭は、少し変化して、歌舞伎祭のような、芸能を披露するお祭りになっているものもあるようです。


話がそれてしまいました。

いつ頃からか、父は、お正月を迎える時などに、半紙に火焔宝珠を描いて祀るようになりました。その半紙に、餅や小皿に載せた油揚げを置くのです。

今の私と同じ事に気づいたのではないかと考えています。というか、今、私が亡き父から教えられたのでしょう。

父は絵心がありましたので、サラサラッと描いても、炎に見えます。
父の亡き後は、兄が見様見マネで描きますが、まぁ…、努力賞ということで。(笑)
簡単そうに見えても、なかなか難しいものです。(一応、フォロー。)

今は、会社を閉鎖して自宅も引っ越してしまいましたので、お稲荷様は新しい土地で兄のもとで鎮座しております。

tokinokoyomi ネコ 朱鷺の暦私の家には、現在ネコがおりますので、お稲荷様は祀れません。
実家でも、お稲荷様がいるから動物はダメ、と言われてきました。
言い伝えられている言葉には、何かしら理由があると考えています。


3代目が収束した事業は、いずれ、4代目が新たな形で起こすようです。
もう少し、時間は掛かりますが、確実にその芽が出始めています。

tokinokoyomi 火焔宝珠 朱鷺の暦その工房の中に、 朱鷺の暦 (ときのこよみ) 』 のオフィスを作りたいものです。

技術やセンスというのは面白いですね。
一度途切れても、DNAとともに、誰かが引き継ぐものなんですね。

きっと、そのセンスを必要としているかどうかを判断し、こっそり左の手に渡すのでしょう。そのDNAを活かすも眠らせるも、右手次第、ということでしょう。

手相では、左手は受け取る手、右手は切り開く努力の手だからです。

右利きとか左利きとかは、関係ありません。左利きの人が、右脳と左脳が逆になっていたりする訳ではないからです。


こよみ



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